豊中すてっぷの等身大女性の人体模型「りん」
人体模型の寄贈者と制作者

◆女性の内臓、特に『子宮』がお腹のどこにあるのか、私たちが学んできた学校教育の中で正しく教えられてきたでしょうか?『子宮』を平面的に正面や横から描いた図は見たことがあるかもしれません。
でも、立体的に『腸』や『膀胱』などの位置との関係でしっかり認識できるような学習はしてきませんでした。

◆中学や高校の理科室にあった人体模型、ちょっと不気味な感じの「人」の模型は「男性」か又は「性」のない「物」でした。だから女性は『子宮』や『卵巣』などの、女性の身体のバランスをつかさどる臓器に関する具体的な実感をもてないまま大人になってきたと言えます。

◆女性が自立するには経済的生活面での自立に加えて「こころ」と「からだ」の自立が欠かせません。
「母性」のみに限定された女性でなく、「見られる性」としての女性でもなく、自分の『からだ』を丸ごと認識し肯定できることが望まれます。

◆そのための教材として「しっかり踏みしめた足」「意思的な表情やポーズ」「楽しい色彩の各内臓類」を備えたこの『等身大女性の人体模型』は最適と言えます。

◆この人体模型の一体目は1989年横浜女性フォーラムの3Fにある「健康サロン」に設置されました。
その後、堺市女性会館、立川市女性総合センターアイム、2003年には豊中市女性センター豊中すてっぷに設置されました。

◆この人体模型制作がきっかけで行うようになったワークショップ『もっと知ろうよ自分のからだ』の出前は、各地自治体の女性講座や女性グループの自主講座から大きな反響をいただいています。

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  はつ工房 042-551-4702 まで

全体像

寸法
巾700㎜
高1730㎜
奥400㎜

内容
骨盤と背骨のほか11個の内臓が取り外しできます。

材質
FRP樹脂・ウレタン・ラッテクス・真鍮

制作費
¥1,250,000

小腸をはずすと子宮が見える
膀胱の上に子宮がある